ジョイントマットをやめたい？【後悔しない】代わりの床材おすすめ｜掃除が楽でおしゃれな部屋に

赤ちゃんや小さなお子さんがいるご家庭で大活躍のジョイントマット。
しかし、子どもの成長やライフスタイルの変化とともに、「そろそろジョイントマットをやめたいな」と考える方も少なくないのではないでしょうか。

つなぎ目に溜まるゴミの掃除の大変さや、お部屋のインテリアに合わないと感じるなど、理由は様々だと思います。
ただ、いざやめるとなると「下の階への音は大丈夫？」「床の傷は心配ない？」といった不安もよぎりますよね。
後悔しないためには、ジョイントマットのメリット・デメリットを再確認した上で、ご自身の生活に合った代わりのアイテムを見つけることが重要です。

この記事では、ジョイントマットをやめたくなるリアルな理由から、やめた後の注意点、そして掃除が楽でおしゃれな部屋を叶える、ジョイントマットの代わりにおすすめの床材を目的別に詳しくご紹介します。
あなたの暮らしにぴったりの快適な床を見つけるための、ヒントやポイントを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

なぜ？ジョイントマットをやめたくなる５つのリアルな理由

理由１：掃除がとにかく大変！つなぎ目・隙間のゴミ問題

ジョイントマットをやめたいと考える最も多い理由の一つが、掃除の大変さです。
特に、マットのつなぎ目や隙間には、髪の毛やホコリ、食べこぼしなどの細かいゴミが驚くほど溜まりやすい傾向にあります。

掃除機をかけるだけでは完全に取り除くことが難しく、結局マットを一枚一枚剥がして掃除機をかけ、さらに拭き掃除までする必要が出てきます。

これが毎日のこととなると、ママやパパにとっては大きな負担になりかねません。
また、飲み物をこぼしてしまった場合、隙間から下の床まで染み込んでしまい、汚れやカビの原因になることも考えられます。

このように、手入れのしにくさが、ジョイントマットをやめるきっかけになることが多いようです。

理由２：見た目がおしゃれじゃない・インテリアに合わない

ジョイントマットは、子ども向けのカラフルなデザインや、単色であっても独特の素材感が、リビングなどのインテリアから浮いてしまうことがあります。

せっかくこだわって揃えた家具や雑貨とテイストが合わず、部屋全体に生活感が出てしまうのが悩み、という方もいらっしゃいます。

子どもの安全を第一に考えて敷いたものの、お部屋のおしゃれさを諦めきれない気持ちは当然のことです。
もっとシンプルで、インテリアに馴染むデザインの床材に変えたいという考えが、ジョイントマットをやめる理由につながります。

最近では、木目調や畳柄など、インテリア性を意識した商品も増えていますが、それでもやはり素材感からくるチープな印象を拭えないと感じる方もいるのが実情です。

理由３：子どもが剥がす・かじる！安全面での心配

赤ちゃんの成長とともに、指先の力が強くなってくると、ジョイントマットのつなぎ目を見つけては剥がして遊ぶようになることがあります。

これは多くの子どもが通る道かもしれませんが、親としては少し心配な行動ですよね。
剥がしたマットの破片を口に入れてしまわないか、誤飲の危険性を考えると目が離せません。

また、歯が生え始める時期には、マットの端をかじってしまう子もいます。
安全な素材で作られているとはいえ、衛生面も気になりますし、何より安心して遊ばせられる環境を整えたいと考えるのが親心です。

このような子どもの行動がきっかけで、もっと安全でいたずらされにくい床材への変更を検討するケースは少なくありません。

理由４：部分的な交換が意外と面倒

ジョイントマットのメリットとして、汚れたり傷んだりした部分だけを交換できる点が挙げられます。
しかし、この部分的な交換が、実は意外と面倒な場合があります。

例えば、一枚だけ交換しようとしても、購入してから時間が経っていると、同じ商品が廃盤になっていたり、リニューアルされていたりすることがあります。

運良く同じ商品が見つかっても、これまで使っていたマットは日焼けや使用による色の変化で、新しい一枚だけが妙に目立ってしまうことも珍しくありません。

結局、見た目の統一感を保つために広範囲を買い替えることになり、部分交換できるというメリットがあまり活かせなかった、という声も聞かれます。

理由５：子どもが成長して必要性がなくなった

子どもの成長は、ジョイントマットをやめる大きなきっかけになります。
赤ちゃんが寝返りやハイハイを始めた頃は、転倒した際の衝撃吸収のために必要不可欠だったかもしれません。

しかし、子どもが大きくなり、しっかりと歩けるようになると、転倒の心配も少なくなります。
おもちゃを床に落として傷つけることも減り、防音対策としての重要度も変化してくるでしょう。

このように、子どもの成長段階に応じて、床に求める機能も変わってきます。
キッズスペースとして使っていた時期が過ぎ、より掃除がしやすく、家族みんなが快適に過ごせる床材への見直しを考えるタイミングが訪れるのです。

本当にやめて大丈夫？後悔しないためのメリット・デメリット再確認

【メリット】ジョイントマットを使い続ける利点

ジョイントマットをやめる前に、そのメリットをもう一度確認しておくことは、後悔しないための大切なポイントです。
最大の利点は、やはり優れたクッション性による衝撃吸収効果でしょう。

子どもが転倒した際の怪我を防止するだけでなく、足音や物音を軽減する防音性も期待できます。
特に集合住宅にお住まいの場合、階下への音の配慮は重要です。

また、冬場の床の冷たさを和らげる断熱効果も見逃せません。
素足で歩いてもヒヤッとせず、快適に過ごせるのは嬉しい特徴です。

これらのメリットが、現在の生活にまだ必要かどうかを冷静に考え、やめるかどうかの判断材料にすることがおすすめです。

【デメリット】ジョイントマットをやめた後の注意点と対策

ジョイントマットをやめた後に、「やっぱり続けておけばよかった」と後悔しないために、考えられるデメリットと対策を理解しておきましょう。

まず懸念されるのは、防音性の低下です。
子どもの足音や、おもちゃを落とす音が直接床に響くようになります。
対策としては、代わりになるラグやカーペットにある程度の厚みを持たせる、防音効果のある商品を選ぶといった方法が考えられます。

次に、床の傷つきやすさもデメリットです。
おもちゃで擦ったり、家具を引きずったりすると、フローリングに直接傷がついてしまいます。
これを防止するためには、傷防止効果のあるシートや、丈夫な素材のラグを敷くのがいいでしょう。

また、冬場は床からの冷気が直接伝わりやすくなるため、床暖房に対応した床材や、厚手のラグなどで対策が必要です。

【目的別】ジョイントマットの代わりにおすすめの床材５選

①【掃除のしやすさ・手入れの楽さ重視なら】一体型・折りたたみプレイマット

ジョイントマットのつなぎ目の掃除にうんざりしている方には、一体型のプレイマットが非常におすすめです。
このタイプのマットには隙間がないため、ゴミが入り込む心配がありません。

飲み物などをこぼしてもサッと拭くだけで汚れが取れる防水素材のものが多く、手入れが非常に楽になります。
使わない時は折りたたんでコンパクトに収納できる商品もあり、リビングのスペースを有効活用したい方にも便利です。

ジョイントマットと同様に厚手でクッション性に優れたものが多く、赤ちゃんの安全対策や防音効果も期待できます。
掃除のしやすさを最優先に考えるママにとって、日々の負担を大きく減らしてくれる心強いアイテムと言えるでしょう。

②【おしゃれ・インテリア性重視なら】洗えるラグ・カーペット

お部屋のインテリア性を高めたいなら、デザインやカラーが豊富なラグやカーペットが第一候補になります。
家具のテイストや部屋の雰囲気に合わせて自由に選べるため、おしゃれな空間作りが可能です。

特に、最近人気が高まっているのが「洗える」タイプのラグです。
子どもが汚してしまっても、自宅の洗濯機で丸洗いできるので、常に清潔な状態を保つことができます。

毛足の短いタイプを選べば掃除機もかけやすく、手入れの負担も軽減できます。
素材や厚みも様々で、夏はサラッとした肌触りのもの、冬はふかふかの厚手のものと、季節に合わせて使い分けるのも快適な生活を送るためのいい方法です。

③【防音性・デザイン性の両立なら】タイルカーペット

ジョイントマットの手軽さと、カーペットのデザイン性を両立させたい方には、タイルカーペットがおすすめです。
タイルカーペットは、通常40cm～50cm角のタイル状のカーペットを床に敷き詰めて使います。

ジョイントマットのように部分的に交換できるメリットがありながら、素材感がしっかりしているため、安っぽい印象になりにくいのが特徴です。

オフィスなどで使われるイメージが強いかもしれませんが、家庭用のデザインも豊富に揃っています。
高い防音性を備えた商品も多く、子どもの足音対策にも効果的です。

また、汚れた部分だけを剥がして洗えるため、メンテナンス性にも優れています。
異なる色を組み合わせて、自分だけのオリジナルデザインを楽しむこともできる便利なアイテムです。

④【賃貸の傷防止・広範囲をカバーするなら】クッションフロアシート

賃貸住宅にお住まいで、床の傷防止を徹底したい場合や、リビング全体など広範囲をカバーしたい場合には、クッションフロアシートが便利です。
このシートは、既存の床の上に敷くだけで、床全体を傷や汚れから守ってくれます。

木目調やタイル調、ヘリンボーン柄など、デザインのバリエーションが非常に豊富で、お部屋の雰囲気をガラリと変えることができます。

表面がビニール素材なので耐水性があり、掃除も簡単です。
ハサミやカッターで部屋の形に合わせて簡単にカットできる商品が多く、DIY感覚で設置できるのも人気の理由です。
原状回復が必要な賃貸物件でも、貼って剥がせるタイプのシートを選べば安心して使用できます。

⑤【和の快適さ・調湿効果なら】置き畳・ユニット畳

フローリングの洋室に、手軽に和のくつろぎスペースを作りたいなら、置き畳やユニット畳という選択肢もあります。
フローリングの上に置くだけで、簡単に畳の空間が完成します。

い草の持つ自然な調湿効果は、夏は湿気を吸ってサラッと、冬は乾燥を防いでくれるため、一年を通して快適な湿度を保ちやすいのが特徴です。

また、畳ならではの程よいクッション性は、子どもの遊び場としても安心感があります。
い草の香りにはリラックス効果も期待できると言われています。

軽量で持ち運びしやすい商品が多く、必要な時にだけ敷くという使い方も可能です。
伝統的な和室の良さを、現代の生活に手軽に取り入れられる魅力的なアイテムです。

ジョイントマットの代わりを選ぶ４つの比較ポイント

ポイント１：安全性で選ぶ（素材・厚み・滑り止め）

ジョイントマットの代わりを選ぶ上で、特に小さなお子さんがいるご家庭では安全性が最も重要なポイントになります。

まず確認したいのが素材です。
赤ちゃんが口にする可能性も考え、ホルムアルデヒドなどの有害物質を含まない、安全基準をクリアした商品を選びましょう。

次に重要なのが厚みです。
転倒時の衝撃を吸収するためには、ある程度の厚さが必要です。
特にプレイマットやタイルカーペットを選ぶ際は、クッション性を確認することが大切です。

そして、忘れてはならないのが滑り止め加工です。
ラグやマットが滑ると、かえって転倒の危険性が高まります。
商品の裏面に滑り止め機能がついているか、または市販の滑り止めシートを下に敷くなどの対策を必ず考えましょう。

ポイント２：手入れのしやすさで選ぶ（防水・洗濯・掃除機）

毎日の生活を楽にするためには、手入れのしやすさが欠かせないポイントです。
食べこぼしや飲みこぼしが多い子どもがいる家庭では、防水加工や撥水加工が施されている床材が重宝します。

汚れが染み込みにくく、サッと拭くだけで綺麗になるため、掃除の負担が格段に減ります。
ラグやカーペットを選ぶ場合は、家庭の洗濯機で丸洗いできるかどうかも大きな判断基準になります。
アレルギー対策としても、気軽に洗濯できる商品は安心です。

また、日常的な掃除のしやすさも重要です。
毛足が長すぎるカーペットはゴミが絡まりやすく、掃除機がけが大変な場合があります。
自分のライフスタイルに合わせ、どの程度の掃除の手間なら許容できるかを考えて選ぶことが、後悔しないためのコツです。

ポイント３：機能性で選ぶ（防音・抗菌・床暖房対応）

基本的な安全性や手入れのしやすさに加え、暮らしをより快適にするための機能性にも注目してみましょう。
集合住宅にお住まいの場合や、子どもの走り回る音が気になるなら、防音機能は必須です。

JIS規格で定められた遮音等級（L値）が表示されている商品もあるので、選ぶ際の参考にするといいでしょう。
また、衛生面が気になる方には、抗菌・防臭・防ダニ加工が施されたアイテムがおすすめです。
特に梅雨時期や、ペットがいるご家庭では、これらの機能があると安心できます。

冬場の快適さを求めるなら、床暖房やホットカーペットに対応しているかどうかも必ず確認が必要です。
せっかく購入したのに使えなかった、ということがないように、対応表示をしっかりチェックしましょう。

ポイント４：デザインとサイズで選ぶ（部屋との調和）

せっかく新しい床材にするなら、お部屋のインテリアに合ったお気に入りのものを選びたいですよね。
デザインを選ぶ際は、壁や家具の色との調和を考えると失敗が少なくなります。

お部屋を広く見せたい場合は、アイボリーやベージュなどの明るい色がおすすめです。

逆に、落ち着いた雰囲気にしたい場合は、グレーやブラウンなどのダークカラーが良いでしょう。
サイズ選びも非常に重要です。

敷きたいスペースの寸法を正確に測り、どの範囲をカバーしたいのかを明確にしましょう。
ラグの場合、ソファの足元だけに敷くのか、リビング全体に敷くのかで、部屋の印象は大きく変わります。

部屋のサイズにぴったり合わせたい場合は、サイズオーダーができる商品や、自由にカットできるクッションフロアシートなどを検討するのも一つの方法です。

まとめ

今回は、ジョイントマットをやめたいと考える理由から、後悔しないためのポイント、そして代わりにおすすめの床材について詳しく解説しました。

ジョイントマットは、赤ちゃんの安全を守るための素晴らしいアイテムですが、子どもの成長やライフスタイルの変化によって、その役目を終える時が来ます。

大切なのは、今の自分の家庭にとって、床に何を一番求めているのかを明確にすることです。
掃除の楽さ、インテリア性、防音効果、それともコストでしょうか。

この記事でご紹介したプレイマットやラグ、タイルカーペットなど、それぞれの床材には異なる特徴とメリットがあります。

安全性や機能性、デザインといった比較ポイントを参考に、ご自身の生活に最適な「ジョイントマットの代わり」を見つけてください。

あなたとご家族が、より安全で快適な毎日を送れるような、おしゃれで素敵な部屋作りを実現するための一助となれば幸いです。