料理の量: 1カップ、大さじ1、小さじ1のcc/ml/g換算表と解説

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料理の量: 1カップ、大さじ1、小さじ1のcc/ml/g換算表と解説

料理のレシピを見ていると、ccやml、グラム(g)といった単位がよく出てきますよね。
「1カップって何cc?」「大さじ1杯の醤油は何グラムなの?」と、疑問に思った経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

これらの単位の違いを正しく理解し、使いこなすことが、料理上手への第一歩と言えるでしょう。
特に、レシピの味を忠実に再現したい場合、正確な計量は非常に重要になります。

この記事では、そんな料理の基本となる「cc・ml・グラム(g)」の違いから、それぞれの換算方法まで、分かりやすく解説していきます。
紹介する換算表を使えば、もう計量で迷うことはありません。

この記事を参考に、日々の料理をもっとスムーズに、そして楽しく進めていきましょう。
初心者の方にも分かりやすい内容なので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

【基本】cc・ml・グラム(g)の違いとは?料理の計量をマスター

ccとmlは同じ?1cc=1mlで体積を表す単位

料理のレシピでよく目にする「cc」と「ml」という単位ですが、この二つは実は同じ量を表しています。
つまり、「1cc = 1ml」と考えて問題ありません

「cc」はキュービックセンチメートル(cubic centimeter)の略で、立法センチメートル、つまり体積を表す単位です。

一方、「ml」はミリリットル(milliliter)の略で、こちらも同じく体積を表す単位となります。

昔の日本ではccが使われることが多かったのですが、現在は国際的な基準に合わせてml表記が主流になってきました。
そのため、古いレシピ本にはcc、新しいレシピサイトではmlと書かれている場合がありますが、どちらも同じ体積を示しているので、混乱しないようにしましょう。

計量カップの目盛りを見ても、ccとmlが併記されていることが多いのは、このような背景があるからです。

cc/ml(体積)とグラム(重さ)の関係【水1cc=1gが基準】

ccやmlが体積(かさ)を表す単位であるのに対し、グラム(g)は物質の重さを表す単位です。
この体積と重さをつなぐ基準となるのが「水」です。

水の場合に限り、「1cc(=1ml)= 1g」という関係が成り立ちます

これは、1気圧で4℃のときの水1ccの重さが、ほぼ正確に1gであると定められているためです。
料理の世界では、この「水1cc = 1g」という関係が計量の基本となります。

例えば、レシピに「水 200cc」とあれば、はかり(スケール)を使って200gを計量すれば良いということになります。
ただし、これはあくまで水の場合に限った話です。

他の液体や粉類では、同じ体積でも重さが異なるため、このまま適用できない点に注意が必要でしょう。
この違いを理解することが、正確な計量の第一歩です。

なぜ食品によってccとグラムの換算が違うのか?

水以外の食品では、なぜ同じ1ccでもグラム数が違うのでしょうか。
その理由は、食品ごとに「密度(比重)」が異なるからです。

密度とは、一定の体積あたりの重さのことで、この値が大きければ重く、小さければ軽くなります。
例えば、油は水よりも密度が小さいため、同じ1カップ(200cc)でも水の200gより軽い約180gになります

逆に、塩や砂糖は水よりも密度が大きいため、同じ体積でも水より重くなるのです。
小麦粉のような粉類は、粒子と粒子の間に空気が多く含まれているため、見た目のかさ(体積)の割に非常に軽くなります。

このように、材料の性質によって体積と重量の関係は変わってきます。
レシピの正確な味を再現するためには、この違いを理解した上で、cc(ml)とグラム(g)を正しく換算することが大切です。

1カップ・大さじ・小さじは何cc(ml)?レシピの基本を解説

【一覧】1カップ、大さじ1、小さじ1の正しいcc(ml)

料理のレシピで最も頻繁に使われる計量単位が「1カップ」「大さじ1」「小さじ1」です。
これらの正しい容量(cc/ml)を覚えておくと、料理がぐっとスムーズになります。

日本では、一般的に以下のように定められています。

・1カップ = 200cc (ml)
・大さじ1 = 15cc (ml)
・小さじ1 = 5cc (ml)

この関係から、大さじ1は小さじ3杯分と同じ量であることも分かります。

市販されている計量カップや計量スプーンは、この日本の基準に合わせて作られているものがほとんどです。
レシピに「カップ1/2」とあれば100cc、「大さじ2」なら30ccとなります。

この基本の数値を覚えておくだけで、様々な分量に素早く対応できるようになるでしょう。
料理の作り方を解説した記事や本を見る際には、この基本の量を念頭に置いておくと便利です。

意外と知らない?計量カップ・スプーンの正しい使い方と注意点

計量カップや計量スプーンは便利な道具ですが、正しい使い方をしないと誤差が生まれてしまいます。

まず、計量カップで液体をはかる場合、必ず平らな場所に置いてから液体を注ぎましょう
カップを手で持ったままでは傾いてしまい、正確な量がはかれません。

そして、目盛りを読むときは、目線を屈めて液体の表面と水平になる位置、つまり真横から見ることがポイントです。
上からのぞき込むと、正確な値を読み取ることができません。

一方、計量スプーンで粉類やペースト状のものをはかる時は、「すりきり1杯」が基本です。
山盛りにすくった後、スプーンの柄やナイフの背などで平らにならします。

液体をはかる場合は、表面張力で盛り上がるギリギリまで注ぐのが正しい使い方です。
これらの正しいはかり方を実践するだけで、料理の味が安定します。

料理レシピにおける「1カップ」の重要性と役割

料理レシピにおいて「1カップ」という単位は、味付けの基準となる非常に重要な役割を担っています。

多くのレシピは、この1カップを基本として他の調味料の分量が決められているため、ここがずれると全体の味のバランスが崩れてしまうのです。

ここで一つ注意したいのが、国によって1カップの容量が異なる場合がある点です。
前述の通り、日本のレシピでは1カップ=200cc(ml)が標準です。

しかし、アメリカやカナダなどのレシピでは、1カップ=約240cc(ml)が一般的で、オーストラリアでは250cc(ml)となります。

海外の料理サイトやレシピ本を参考にする際は、どの国の基準で書かれているかを確認することが大切です。
日本の家庭で料理を作るのであれば、基本的には「1カップは200cc」と覚えておけば間違いありません。

この基準をしっかり守ることが、おいしい料理作りの秘訣です。

【実践】ccからグラムへの計算方法は?主要な食品で重さを換算

水・油・酒など液体のccからグラムへの換算

液体は種類によって重さが異なるため、ccからグラムへの換算には注意が必要です。
基準となる水は、前述の通り200cc = 200gと、体積と重量の値が同じになります。

しかし、例えばサラダ油のような油類は水よりも軽いため、200cc(1カップ)で約180gです。
料理でよく使う他の液体についても見てみましょう。

牛乳は水に近く、200ccで約206gと少しだけ重くなります
酢や醤油、料理酒も水とほぼ同じと考えて良いですが、厳密にはわずかに重さが異なります。

例えば、醤油は200ccで約230g、料理で使う酒は200ccで約194gです。
これらの微妙な違いは、お菓子作りなど、より精密な計量が求められる場合に影響してきます。

はかり(スケール)がある場合は、グラムで計量するのが最も正確な方法と言えるでしょう。

小さじ1・大さじ1は何グラム?砂糖・塩・醤油など調味料のg換算

レシピで頻繁に登場する調味料は、小さじ1や大さじ1といった少量で使うことが多いです。
そのため、スプーン1杯あたりのグラム数を覚えておくと非常に便利です。

調味料も種類によって重さが大きく異なります。
例えば、同じ砂糖でも種類によってグラム数が違います。
上白糖は小さじ1(5cc)で約3g、大さじ1(15cc)で約9gです。

一方、粒の大きいグラニュー糖は同じ体積でも少し重く、小さじ1で約4g、大さじ1で約12gになります。

塩(食塩)はさらに重く、小さじ1で約6g、大さじ1で約18gです。

液体調味料では、醤油が小さじ1で約6g、大さじ1で約18gとなります。

このように、同じ小さじ1杯でも、はかるものによって重さが2倍も違う場合があるのです。
正確な味付けのためには、こうした違いを理解しておくことが重要になります。

小麦粉・片栗粉など粉類のccとグラム換算【すりきり1杯】

お菓子作りや料理のとろみ付けに欠かせない小麦粉や片栗粉などの粉類は、特に体積と重量の差が大きい材料です。
粉類は粒子間に多くの空気を含むため、見た目のかさ(cc)に比べてグラム(g)の値が小さくなります。

例えば、薄力粉の場合、1カップ(200cc)をはかりで計ると約100gにしかなりません。
大さじ1(15cc)では約8g、小さじ1(5cc)では約3gです。

同じ小麦粉でも、強力粉は薄力粉より少し重く、1カップで約110gになります。

また、片栗粉は1カップで約130g、大さじ1で約9gです。

粉類を計量する際の重要なポイントは、必ず「すりきり1杯」ではかることです。
カップやスプーンをトントンと揺すって詰め込むと、同じ体積でもより多くの粉が入ってしまい、重さが変わってしまいます。

レシピ通りに作るためには、ふんわりとすくってから平らにならす、このはかり方を守りましょう。

【調味料の計量】砂糖・小麦粉・液体別に正しい測り方を解説

砂糖や小麦粉(粉類)を正確に測るコツ

砂糖や小麦粉といった粉類を正確に計量するには、いくつかのコツがあります。

まず、袋の中で固まってしまっている場合は、そのまま計量すると誤差の原因になります。
一度スプーンなどでよくほぐしてから使うか、ふるいにかけてから計量するのが理想的です。

計量カップや計量スプーンに入れる際は、山盛りになるようにふんわりとすくいます。
このとき、カップの側面を叩いたり、ぎゅっと押し込んだりしないように注意してください。
空気が抜けてしまい、必要以上の量が入ってしまいます。

そして、山盛りにすくった後は、別のスプーンの柄やカードの角など、平らなものでカップの縁に沿ってすりきり、余分な粉を落とします。

この一連の動作が、粉類を正確にはかるための正しい方法です。
特に焼き菓子などを作る際は、このポイントを守ることが成功につながります。

醤油・みりん・油(液体)を正しく測る方法

醤油やみりん、油などの液体調味料を正しく測るにも、いくつかのポイントがあります。
計量カップを使う場合は、前述の通り、必ず平らな安定した場所に置いてから液体を注ぐことが基本です。

そして、最も重要なのが目盛りの見方です。
液体の表面は表面張力によって中央が少しへこみ、縁の部分が盛り上がって見えます。

正しい容量は、この盛り上がった部分ではなく、中央の平らな液面で判断します。
目線を液面と同じ高さ、つまり真横に持ってきて、目的の目盛りに液面の底が合っているかを確認しましょう。

計量スプーンではかる場合も同様に、平らな場所でスプーンが水平になるように持ち、縁いっぱいまで液体を注ぎます。

こぼれる寸前の、表面がぷっくりと盛り上がった状態が正しい1杯分です。
この方法で、毎回同じ量を正確に計量できます。

レシピの「少々」「ひとつまみ」は具体的にどのくらいの量?

料理レシピには、「塩 少々」や「こしょう ひとつまみ」といった、具体的な数値ではない表現が出てくることがあります。
これらは感覚的な表現に思えますが、実はある程度の目安となる量が存在します。

まず「少々」とは、一般的に親指と人差し指の2本の指先でつまんだ量を指します。
小さじで換算すると、およそ小さじ1/8程度の量になります。
塩や砂糖などをほんの少しだけ加えて、味を微調整したい時に使われる表現です。

次に「ひとつまみ」は、親指、人差し指、中指の3本の指先でつまんだ量のことです。
「少々」よりも少し多く、小さじにすると約1/4~1/5程度が目安となります。

もちろん、人の指の大きさによって多少の差は出ますが、この目安を知っておくだけで、レシピの意図をより正確に汲み取ることができます。

味付けで迷った時の参考にすると良いでしょう。

【完全版】料理で役立つcc・グラム(g)換算 早見表

[保存版] 主要な調味料・粉類 cc/ml⇔グラム(g)換算一覧表

料理中に毎回計算するのは大変なので、よく使う調味料や粉類の換算値を一覧表にまとめました。
この表を手元に置いておけば、計量が格段に楽になります。
はかり(スケール)がない時や、少量だけ使いたい場合にとても便利です。
ぜひ、この機会に保存してご活用ください。

材料小さじ1 (5cc)大さじ1 (15cc)1カップ (200cc)
水・酒・酢5g15g200g
醤油・みりん6g18g230g
4g12g180g
牛乳5g15.5g206g
上白糖3g9g130g
グラニュー糖4g12g180g
6g18g240g
薄力粉3g8g100g
片栗粉3g9g130g

1カップあたり何グラム?食材別の重量換算リスト

調味料や粉類以外にも、料理でよく使う様々な食材の「1カップ(200cc)あたりの重さ」を知っておくと便利です。
特にお米を炊く時や、お菓子、パン作りなど、分量が仕上がりを大きく左右するレシピで役立ちます。

以下に主要な食材の1カップあたりの重量をリストアップしましたので、ぜひ参考にしてください。
これらの値は、食材の状態(乾燥しているか、刻んでいるかなど)によっても多少異なってきますので、あくまで目安として捉えるのが良いでしょう。

  • 米(生): 約180g(約1合)
  • 無洗米: 約175g
  • パン粉(乾燥): 約40g
  • 生パン粉: 約80g
  • すりごま: 約110g
  • 粉チーズ: 約90g
  • カレー粉: 約100g
  • ココアパウダー(純ココア): 約90g
  • オートミール: 約90g

見ての通り、同じ1カップでも食材によって重量が大きく違うことが分かります。
特にパン粉のように、かさばるけれど軽いものはその差が顕著です。

計量カップがない時に役立つ!身近なもので代用する裏技

いざ料理をしようと思った時に、「計量カップや計量スプーンが見当たらない!」という状況は意外とよくあるものです。
そんな緊急時に役立つ、身近なもので分量をはかる裏技をいくつか紹介します。
ただし、これらはあくまでも応急処置的な方法であり、正確性には欠けるため、目安として活用してください。

例えば、多くのペットボトルのキャップは、すりきり1杯で約7.5mlの容量があります。
これは小さじ1杯(5ml)と大さじ1杯(15ml)の中間くらいなので、小さじの代用として使うなら2/3程度、大さじの代用なら2杯分と覚えておくと便利です。

また、一般的なカレースプーンは、大さじ1(15ml)とほぼ同じくらいの容量を持つことが多いです。
ティースプーンは小さじ1(5ml)に近い場合が多いですが、製品によって容量の差が大きいので注意が必要です。

正確な料理のためには、やはりきちんとした計量器具を使うのがおすすめです。

まとめ:ccとグラムの換算を覚えて、料理をもっと楽しく!

今回は、料理の基本であるcc、ml、グラム(g)という単位の違いや、その換算方法について詳しく解説しました。
この記事で紹介したポイントをまとめると、まず「ccとmlは同じ体積を表す単位」であり、「1cc = 1g」という関係が成り立つのは「水」だけ、ということです。

他の食材は密度が違うため、同じ体積でも重さが異なります。
この基本を理解した上で、計量カップやスプーンを正しく使い、必要に応じて換算表を参考にすることが、レシピの味を再現する鍵となります。

最初は少し難しく感じるかもしれませんが、毎日料理をするうちに自然と感覚が身についてくるはずです。
正確な計量は、料理の失敗を減らし、安定したおいしさにつながります。

単位の換算をマスターして、毎日の料理をさらに楽しく、レベルアップさせていきましょう。
この記事が、あなたのクッキングライフの一助となれば幸いです。

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